社号 | 古宮神社 |
読み | ふるみや |
通称 | |
旧呼称 | |
鎮座地 | 兵庫県たつの市揖西町小神 |
旧国郡 | 播磨国揖西郡小神村 |
御祭神 | 天照国照彦火明命 |
社格 | 式内社 |
例祭 | 9月1日 |
古宮神社の概要
兵庫県たつの市揖西町小神に鎮座する神社です。
当社は龍野町日山に鎮座する「粒坐天照神社」の旧地の一つとされています。
社伝によれば、「粒坐天照神社」は当初は背後の的場山の山頂近くに鎮座していたといい、その地は現在も「天津津祀神社」が鎮座しており祭祀が続けられています。(未訪)
その後は社地の変遷が極めて複雑で、次のような経過をたどっています。
- 応永の乱(1399年)および嘉吉の乱(1441年)に兵火に罹ったため、現在の当社の地に遷座。
- 文明三年(1471年)に社殿焼失のため現在地(龍野町日山)に遷座。
- 二年後の文明五年(1473年)に再び社殿焼失、当社の地へ戻す。
- 天正九年(1581年)に再び現在地の日山へ遷座。旧地である当地は「古宮神社」と称し祭祀は継続。
このように山頂から当社社地へ遷座した後、現在地である龍野町日山へ遷ったり当社社地へ戻ったりと忙しなく遷座しています。
そのきっかけの多くは社殿焼失によるもののようですが、なぜ当社社地と日山との間を遷ったり戻ったりしたのかははっきりしません。
天正九年に日山へ遷った際に当地で当社が創建されたといい、現在の体制になったようです。
その他、「粒坐天照神社」の由緒については当該記事をご覧ください。
境内の様子
当社は小神地区の集落の東側、的場山から南へ伸びた尾根の西麓に鎮座しています。
境内は高く石垣が築かれ、その入口には害獣除けの扉が設けられています。
両扉の間にある棒を外せば入ることができます。
入口から伸びる石段を上っていくと鳥居が西向きに建ち、その奥は広く平らな空間となっています。
鳥居をくぐって右側(南側)に手水舎が建っています。
正面奥に社殿が西向きに並んでいます。
拝殿は本瓦葺の妻入入母屋造に軒唐破風の付いたもの。
拝殿前に配置されている狛犬。
拝殿内の様子。屋根裏に絵馬等が掲げられています。
拝殿後方、玉垣に囲われて銅板葺の一間社流造の本殿が建っています。
地図
関係する寺社等
粒坐天照神社 (兵庫県たつの市龍野町日山)
社号 粒坐天照神社 読み いいぼにますあまてらす 通称 龍座神社 等 旧呼称 三社明神 等 鎮座地 兵庫県たつの市龍野町日山 旧国郡 播磨国揖西郡日山村 御祭神 天照国照彦火明神 社格 式内社、旧県社 ...
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