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石田神社 (京都府八幡市岩田里)

社号 石田神社
読み いわた
通称
旧呼称 牛頭天王社 等
鎮座地 京都府八幡市岩田里
旧国郡 山城国綴喜郡岩田村
御祭神 不明
社格 式内社
例祭 10月9日

 

石田神社の概要

京都府八幡市岩田里に鎮座する神社で、式内社「石田神社」の論社の一つです。

式内社「石田神社」は『延喜式』神名帳で大社に列せられており古くは有力な神社でした。『延喜式』神名帳には石田神社は久世郡とある一方、当地は近世には綴喜郡でした。延喜式(或いはその元となった貞観式)が編纂された以降に郡境が変更されたことが考えられます。

当社に関する資料は殆どありません。当社の西方、岩田茶屋ノ森に鎮座する石田神社は当社から勧請したとする説もありますが詳細は不明です。

御祭神についても不明です。磐裂神とする情報もありますが、当社はかつて牛頭天王社と呼ばれていたようで、元は牛頭天王を祀っていたことが考えられます。

 

境内の様子

境内の約50mほど南方に灯籠が建っています。当地は集落からやや離れたところで、周囲は田圃が広がっています。

 

境内入口。田圃の中にこんもりとした森があります。古くはこのような神社は各地にありましたが、今では周囲が宅地化されたところが多く、このように田圃の中にポツンとあるような神社は珍しくなってしまいました。

 

入口に立つ南向きの石造鳥居は寛永三年(1626年)の銘があり、古いものです。

 

鳥居をくぐった様子。社殿まで参道が一直線に伸びています。境内の森はそれほど密でないものの、ゴリゴリに人の手の入ったものでもなく自然体で素朴な境内といった印象です。

 

参道の右側(東側)にコンクリートブロックで囲んだ手水舎があります。やや無造作に道具類が置かれています。

 

正面に南向きの社殿が並んでいます。

拝殿は瓦葺の平入入母屋造。

 

本殿は塀に囲われており、銅板葺の一間社流造で、ベンガラか何か赤系統の塗色が施されています。

 

本殿前の狛犬。砂岩製のようです。

 

拝殿の左側(西側)に一間社流見世棚造の小祠があります。社名・御祭神は不明。

 

拝殿右側(東側)には「天照皇大神」「孝明天皇」「神武天皇」と刻まれた石碑があり、注連縄が掛けられています。

著名な神名や人物名が刻まれてることから稲荷系の「お塚」でないことは確かですが、このようなものは他に例がなく、詳細不明です。信仰の対象なのかどうかもわかりません。

 

東方の木津川の堤防上から見た当社境内の様子。見ての通り田圃の中に森があります。このような神社が少なくなったのは先述の通りで、これも今や貴重な光景のように思います。

 

タマヨリ姫
石田神社って『延喜式』では格の高い神社だったみたいだけど、今は素朴な神社だね。
そうね。でも式内社の「石田神社」は他にも論社があって、確実にここがそうだとは言えないのよ。
トヨタマ姫

 

地図

京都府八幡市岩田里

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