社号 | 大神宮社 |
読み | だいじんぐう |
通称 | |
旧呼称 | 神明宮 等 |
鎮座地 | 京都府京都市左京区静市市原町 |
旧国郡 | 山城国愛宕郡市原村 |
御祭神 | 天照皇大神 |
社格 | 式内論社 |
例祭 | 11月3日 |
式内社
大神宮社の概要
京都府京都市左京区静市市原町に鎮座する神社です。式内社「鴨岡太神社」を当社に比定する説があります。
当社に関する資料は殆ど無く、当社の創建・由緒は詳らかでありません。
上述のように式内社「鴨岡太神社」を当社に比定する説があり、これは当地付近を「岡本郷」と称したらしいことによるものです。
当社の西方100mほど、同じく市原地区に鎮座する「厳島神社」も同様の理由で式内論社となっています。
「厳島神社」と同様、式内社としての根拠は極めて弱く、現状では積極的に当社が式内社であると主張することは難しいでしょう。
境内の様子
当社は市原地区の東側にある山(名称不明)の西麓に鎮座しています。
参道の起点は「厳島神社」の鳥居前にあり、社号標や灯籠などが配置されています。
参道を進み叡山電鉄の線路下をくぐると一の鳥居が西向きに建っています。
一の鳥居は神明鳥居。柱の基部に御幣が挿してあります。
一の鳥居の先は石段が続いており、これを上ると参道は右側(南側)へと折れます。
この参道の踊り場的な部分に手水舎が建っています。
さらに参道を進むと左側(東側)へ折れ、再び石段が伸びています。
この石段の上に二の鳥居(神明鳥居)が西向きに立ち、社殿の建つ空間への入口となっています。
二の鳥居をくぐって左側(北側)に社殿が南向きに建っています。
銅板葺の神明造風の建物で妻入切妻造の庇の付いたもので、ここでは本殿としておきますが覆屋である可能性もあります。
庇部分には床が張られており、拝殿も兼ねたものであると言えそうです。
本殿と向かい合うようにこのような平入切妻造の建物が建っています。
三方が壁となっているものの正面には壁が無く、土間となったもの。神事の際に用いられる詰所を当サイトでは「座小屋」と分類していますが、これもそうなのでしょうか。或いはこれを拝殿とすべきなのかもしれません。
本殿の奥側(北側)に小さな境内社が西向きに鎮座。狐の置物があることから稲荷系の神社なのでしょう。
社殿は銅板葺の流見世棚造。
道を戻り、最初の石段の上を正規ルートと反対の左側(北側)へ曲がると朱鳥居が建ち、その奥に四社の境内社が一つの覆屋に納められ、南向きに並んでいます。
これら境内社は左側(西側)から順に次の通り。
- 「八幡宮」
- 「貴船大明神」
- 「神明大明神」
- 「片岡大明神」
社殿はいずれも板葺の流見世棚造。
当社の一の鳥居から西方を眺めた様子。
叡山電鉄の線路の向こうに「厳島神社」の朱鳥居が見えます。このように二社の参道が向かい合っていることがわかります。
ここで列車が通るとこのような光景となります。
参道に踏切があるタイプではありませんが、このように鳥居と鉄道を一枚に収めることが可能です。
地図
関係する寺社等
厳島神社 (京都府京都市左京区静市市原町)
社号 厳島神社 読み いつくしま 通称 旧呼称 粟穂弁財天社 等 鎮座地 京都府京都市左京区静市市原町 旧国郡 山城国愛宕郡市原村 御祭神 市杵嶋姫命 社格 旧村社、式内論社 例祭 11月3日 式内社 ...
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