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総福寺天満宮 (大阪府泉佐野市日根野)

社号総福寺天満宮
読みそうふくじてんまんぐう
通称
旧呼称
鎮座地大阪府泉佐野市日根野
旧国郡和泉国日根郡日根野村
御祭神菅原道真
社格
例祭

 

総福寺天満宮の概要

大阪府泉佐野市日根野に鎮座する神社で、曹洞宗の寺院「無量寿山総福寺」と境内を共有しています。

当社の創建・由緒は詳らかでありません。

中世には当地一帯は日根荘と呼ばれる荘園で、領主の九条家が自ら開発したところでした。『日根野村絵図』などの古文書に当時の様子が描かれており、寺社等の多くの施設が現在にも残っています。

この正和五年(1316年)に作成された『日根野村絵図』によれば「大井関大明神(現在の「日根神社」)」の北西にあたる当地には「禅林寺」が描かれており、これが「総福寺」の前身であると考えられます。

その寺号からも窺えるようにこの頃から禅寺だったと思われ、本邦に曹洞宗などの禅宗が広まったのは13世紀以降なので比較的早い段階での開基になります。

『日根野村絵図』には当社は描かれていないものの、恐らくいつの頃かこの「禅林寺」もしくはその後身の「総福寺」の鎮守として勧請されたのでしょう。

当社の社殿は小規模なものながら天正四年(1576年)に建立されたもので、貴重な建築として国指定重要文化財となっています。

近隣には当社の他にも、日根神社本殿比売神社本殿・慈眼寺多宝塔(以上日根野地区)・意賀美神社本殿(上之郷地区)・幸神社本殿(大木地区)など、国宝・国重文級の貴重な建築が数多く見られる一帯です。古くからの素晴らしいものを大切にする土地柄なのでしょう。

 

境内の様子

当社は日根野地区の集落内にある小さな曹洞宗の寺院「無量寿山総福寺」の境内に鎮座しています。

境内は児童公園にもなっており、その入口は社号標・寺号標、灯籠等そこが寺社であることを示すものは何もありません。

 

総福寺天満宮

入口をくぐってすぐ右側(東側)に当社が西向きに鎮座しています。

鳥居が建ち、奥の玉垣と塀に囲まれた中に本殿が建つだけの簡素な神社となっています。

 

鳥居の両脇に配置されている狛犬。砂岩製でしょうか。神社の規模の割に立派なものです。

 

総福寺天満宮

総福寺天満宮

鳥居の奥に建つ本殿は檜皮葺の春日見世棚造。塗装が施された痕跡も見られます。

天正四年(1576年)の棟札の写しが残っており、この頃の建立と考えられることから貴重な建築として国指定重要文化財となっています。

簡素かつ小規模ながら、身舎と屋根とのバランスも素晴らしく優美な建築と言えます。

 

本社本殿の右側(南側)に隣接して境内社が西向きに鎮座。社名・祭神は不明。

社殿は銅板葺の流見世棚造に朱塗りを施したもの。

 

鳥居の左側(北側)には天満宮らしく牛の銅像が配置されており、「願かけなで牛」と呼ばれています。

牛の頭を撫でることで知恵が授かり、また病を患っている場合は患部と同じ部位を撫でることで平癒するとされています。

案内板

願かけなで牛

 

一方、境内入口からまっすぐ進んだ先に「無量寿山総福寺」の本堂が南向きに建っています。

本堂は桟瓦葺の平入入母屋造に向拝の付いたもの。「十一面観世音菩薩」を本尊としています。

 

当社と「総福寺」の位置関係。神社と寺院の向きが直交する「直交型」配置となっています。

 

本社本殿左側(北側)の塀に沿って宝篋印塔や無縫塔、石仏等の石造物が多数配置されていました。

 

タマヨリ姫
すごく小さな神社だけど、この社殿はとても貴重な建物なんだ!
本殿は天正四年(1576年)の建立と考えられているわ。小規模ながらも優美な古建築よ。
トヨタマ姫

 

地図

大阪府泉佐野市日根野

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