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巽神社 (大阪府大阪市生野区巽南)

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社号 巽神社
読み たつみ
通称
旧呼称 八幡宮 等
鎮座地 大阪府大阪市生野区巽南
旧国郡 河内国渋川郡大地村
御祭神 応神天皇
社格
例祭 10月14日

 

巽神社の概要

大阪府大阪市生野区巽南に鎮座する神社です。

当社の創建・由緒は詳らかでありません。江戸時代以前は八幡宮と称していました。

地名としては失われているものの、かつて当地を大地(オオヂ)と呼び、これは『倭名類聚抄』河内国渋川郡の邑智郷の遺称と考えられています。

明治四十年に五つの神社を合祀しており、その内の一社に式内社である横野神社があります。

 

境内の様子

一の鳥居は境内のかなり手前、国道479号を挟んだところに建っています。

 

境内入口。地下鉄千日前線の終点となる南巽駅のすぐ近くであり、周辺は開発された地域となっています。

 

鳥居をくぐって左側に手水舎があります。

 

正面にRC造の西向きの社殿が建っています。拝殿は妻入の入母屋造に唐破風の向拝が付いています。本殿は流造のようですが、よく見えません。

 

拝殿前の狛犬。立派な巻き毛のたてがみを備えています。

 

社殿の左側(南側)に遥拝所があります。伊勢神宮への遥拝所と思われます。

当社境内の北方に境内社の祀られている空間があるのですが、本社社殿のある空間とは完全に隔てられており入口が別にあるため訪問を失念していました。再度訪問の機会があれば写真を掲載したく思います。

 

南巽駅周辺は新しい住宅地が多いですが、ごく一部ではこのように古い家屋も残っています。

 

タマヨリ姫
ここは元々は「大地」って地名なんだってね!明治時代に「巽」って地名になったとか何とか。
周辺の村々が合併して、大阪城から見て巽(南東)の方角にあるからそう名付けられたみたいよ。元々の地名の「大地」は『倭名類聚抄』に見える「邑智郷」の名残とも言われているわ。
トヨタマ姫

 

由緒

案内板「巽神社由緒記」

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巽神社由緒記

鎮座地

大阪市生野区巽南3丁目824番地

御祭神

主神 応神天皇(品陀別名命)
印色入日子命
伊弉冊尊
天常立尊
天照皇大神
天児屋根命
菅原道真公

御由緒

当社は旧河内国渋川郡大地村にあって八幡神社と言い創立年代は明らかでないが当地の地名を大地と称えるのは和名類聚抄に邑智の事は明らかである。

和名抄巻の六に河内国渋川竹淵邑智餘部賀美とある。

元来日本の国の風習として昔から人が住めば必ず始祖神(氏神)を祀る。

それで人皇第六十二代(紀元一六〇七年)の御時編纂せられた和名抄に当地名が記載せられてあるのを以って見れば当時既に神社の祀られて居ったことは疑う余地がないのである。

延喜式神明帳は人皇第六十代醍醐天皇の御時編纂せられたものであって和名抄の編纂とは僅かに数十年前である。故に邑智の名称は延喜の頃すでに河内五郷の一として盛大な村落であつたことは明らかである。

それで延喜式編纂当時に八幡神社が存在して居ったが神明帳に洩れたものであろう。

式に洩れた社を式外と言い有名な社もその間に多くある。(※注)

沿革

当社には式内横野神社があり、人皇第十一代垂仁天皇の第二皇子印色入日命を祀る。

明治四十年四月二十七日付を以って次の五社を合祀して村の名をとって巽神社と改称する。

一、大地字印地   横野神社
二、伊賀ケ字伊賀ケ 天神杜
三、西足代字葭の内 天照皇大神社
四、矢柄字宮の前  熊野神社
五、四条字山小路  天神杜

例祭日

七月十五日  夏大祭
十月十五日  秋大祭

末社

豊川稲荷社 賽神社 八衢彦・八衢姫・久那斗神
能鷹稲荷社
伏見稲荷社

神紋

(※注 式外社とは『延喜式』編纂当時明らかに存在した(国史に名が見える等)にもかかわらず『延喜式』神名帳に記載されていない神社のことです。『倭名類聚抄』に記載される郷の遺称とされることはその地に神社が存在したことを証するものでないので、当社は式外社ではありません。)

 

地図

大阪府大阪市生野区巽南

 

関係する寺社等

横野神社跡 (大阪府大阪市生野区巽西)

社号 横野神社 読み よこの 通称 旧呼称 印地宮、印色宮 等 鎮座地 大阪府大阪市生野区巽西 旧国郡 河内国渋川郡大地村 御祭神 印色入日子命 社格 式内社 例祭 当地での祭祀は廃絶 式内社 河内國 ...

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