社号 | 降幡神社 |
読み | ふりはた |
通称 | |
旧呼称 | |
鎮座地 | 大阪府南河内郡河南町山城 |
旧国郡 | 河内国石川郡山城村(大ヶ塚村?) |
御祭神 | 天之忍日命、日子番能迩迩芸命、日子穂穂手見命、鵜葺草葺不合命、神倭伊波礼毘古命 |
社格 | |
例祭 |
国史現在社
『三代実録』貞観十五年十二月廿日辛亥 授河内國正六位上天押日命神
降幡神社の概要
大阪府河南町山城にあった神社です。明治四十年(1907年)に一須賀地区に鎮座する「一須何神社」に合祀されましたが、現在も社地が残っており小さな祠もあります。
当社の創建・由緒は詳らかでないものの、大伴氏の祖神である「天之忍日命」が祀られていたといい、隣接して大伴の地名があることからも当地に「大伴氏」が居住していたことが推定されます。
『新撰姓氏録』にも河内国の未定雑姓に「大伴連」が見え、この氏族が祖神を祀ったのが当社だったのかもしれません。
『三代実録』に見える「天押日命神」は当社に比定され、国史現在社となっています。
当社の社地跡は大字山城にありますが、『河内名所図会』では山城村でなく大ヶ塚村にあるとあります。村もしくは大字の境界が変わったのでしょうか。当サイトでは旧国郡の項は暫定的に山城村として表記おきます。
境内の様子
境内入口。存在が忘れられてそうな小高い小さな森にあり、入るのがちょっと憚られます。
社号標と玉垣が設けられてはいるものの、今にも崩れそうになっています。
境内には二基の小さな祠が建っています。恐らく正面の西向きに建つ銅板葺・一間社流造の祠が本社なのでしょう。
左側(西側)の東向きに建つ平屋根の祠は社名・祭神ともに不明。
境内はやや荒れているものの、祠は両方ともに真新しい榊が供えられており、現役でしっかり祭祀が続けられていることがわかります。
物寂しい境内ですが、祠のそばに立つクスノキは立派なものです。
当社の盛衰を見守ってきたことでしょう。
由緒
『河内名所図会』
地図
関係する寺社等
一須何神社 (大阪府南河内郡河南町一須賀)
社号 一須何神社 読み いちすか 通称 旧呼称 天神、市河明神 等 鎮座地 大阪府南河内郡河南町一須賀 旧国郡 河内国石川郡一須賀村 御祭神 大己貴命、天照大神、天児屋根命、品陀和気命 社格 式内社、 ...
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