社号 | 金岡神社 |
読み | かなおか |
通称 | |
旧呼称 | |
鎮座地 | 大阪府堺市北区金岡町 |
旧国郡 | 河内国八上郡金田村 |
御祭神 | 住吉三神、素盞嗚命、大山咋命、巨勢金岡 |
社格 | 旧郷社 |
例祭 | 10月10日 |
金岡神社の概要
堺市北区金岡町に鎮座する神社です。仁和年間に住吉大神を勧請したのが当社の創建であると伝えられます。
当社に祀られている「巨勢金岡」は平安時代の絵師で、当時唐風の絵が主流だった時代に日本独自の大和絵の基礎を築いた、「日本がの祖」と評される人物です。この辺りは絵画や彩色の優れた技術を持った「河内絵師」の人々が居住していたといわれ、巨勢金岡はその中でも最高の位を極めたといわれています。
当社には式内社「須牟地曽根神社(勝手明神)」を合祀していますが、その跡地には現在も社殿があり祭祀が行われています。
式内社
境内の様子
境内入口。鬱蒼とした森に朱の鳥居が映え、強い印象を与えます。
鳥居をくぐると境内右手(南側)に手水舎があります。
社殿は西向きなので夕方になると太陽の光が奥まで差し込んできます。拝殿は平入の入母屋造で唐破風と千鳥破風が付いています。
拝殿前の狛犬は目がギョロッとしていて個性的な顔立ち。
本殿は唐破風付きの一間社春日造が三棟並んでいます。
社殿左側には「稲荷大神」がひっそりと鎮座。
境内は緑に恵まれ、巨大なクスノキが数多く生えています。
中でも特に大きな三本のクスノキは堺市指定保存樹木となっていて、見る者を圧倒させます。樹齢900年にもなるといわれています。
一方で本殿の右側にあるクスノキは保存樹木ではないですが、こちらには鳥居と祠が設けられ祀られています。大阪市内ではクスノキに龍蛇が住まわれるという信仰がよく見られますが、堺市など隣接する地域でもしばしば見かけます。
祠の前には卵が供えられてあり、龍蛇を祀っているという感覚が根強く残っています。
由緒
案内板「金岡神社」
『河内名所図会』
地図
関係する寺社等
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須牟地曽根神社 (大阪府堺市北区蔵前町)
社号 須牟地曽根神社 読み すむぢそね 通称 勝手大明神 旧呼称 鎮座地 大阪府堺市北区蔵前町 旧国郡 河内国八上郡長曽根村 御祭神 須牟地曽根命、勝手大明神、毘沙門天 社格 式内社 例祭 式内社 攝 ...
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